脳とホルモンバランスの関係
ホルモンの量を調節しているのが下垂体で、その下垂体に指令を出す組織として視床下部という部分がある。
生理に伴うホルモンバランスの乱れはこの視床下部にもおよび、女性の行動に影響する。
視床下部は大脳辺緑系と深い関係にあるのですが、大脳辺緑系は自律神経や内分泌機能に加え、情欲もコントロールしています。
情欲とは”快・不快・好き・嫌い”などの感情ですが、そのバランスが崩れるとヒステリーやうつ状態などが現れます。
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また左右の脳をつないでいる脳梁の前後に前交連という部分があります。大脳辺緑系の情欲の中枢を結びつけている部分ですが、ここは男性よりも女性の方が太い。
女性の方が情緒的に細やかな反面、パニックに陥りやすい傾向にあるのです。
ホルモンバランスが崩れると、視床下部がコントロールしている自律神経のバランスも崩れてしまう。
自律神経は臓器や血管など、ふだん意識せずに動いている器官を調整している神経です。
これらの自律神経を変調がきたすことによって、次のような女性特有の症状が出ます。
・血管の開きすぎによるほてり
・血管の閉じすぎによる冷え性・肩こり・頭痛
・消化器の働きすぎによる吐き気
・消化器の働き低下による便秘・下腹部の張り
ここまでが女性のホルモンバランスと脳の関係ですが、最も不安定になり実は1番危ない時期が更年期障害で最も厄介なのです。
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